2011年3月11日。私は、司法修習中でした。
大きな地震でとても不安を感じ、ニュース報道であの津波の映像を見ることになります。
そして、福島第一原発の被災。放射能汚染。とてつもないことが起きてしまったと感じました。
その後、弁護士になってから、旧知の方にお声掛けを頂き、札幌に福島の子どもたちを放射能汚染から守るための常設保養所設立の呼びかけ人になりました。
資金のめどがついて、民家を借り受け、「かおりの郷」と名付けられた保養所が、札幌市南区八剣山に開設されました。
今年も、春休みに複数のご家族の保養を受け入れます。
この保養所を運営している(特非)福島の子どもたちを守る会・北海道の理事を続けています。
3月11日が近づくたびに、胸がざわざわします。今年は、ウクライナでの戦争で、チェルノブイリの脅威がよみがえりました。戦略核の使用や、核兵器の共有などと言った言説も聞かれています。
しかし、平和的な核利用などありえないし、核のゴミを無害化することもできません。
安全保障上の脅威でしかありません。
原発は一日も早い廃炉を。核兵器の根絶を。3月11日にあたり、改めて思います。